家の鍵をなくした場合や中古の一戸建てを購入した場合は鍵交換が必要です。費用は鍵の種類によって異なり、作業を専門業者に依頼する場合にはそのための費用も発生します。
鍵交換を依頼する際にはいくつかの注意点があり、自分で交換を行う場合も事前に手順を理解しておくと安心です。この記事では、鍵交換のタイミングや費用、注意点や自分で交換を行う際の手順などを説明していきます。
一軒家の鍵交換が必要となるケース
鍵交換が必要なケースとして、以下のようなものがあります。
- ・鍵を紛失した場合
- ・鍵が壊れた場合
- ・防犯性を向上させたい場合
- ・賃貸物件への引越しや一戸建ての購入時
鍵を紛失した場合は紛失した鍵を使用される危険性があるため、速やかに鍵を交換することが望ましいでしょう。鍵が壊れてしまった場合も開閉できなくなるため、早めに鍵ごと交換する必要があります。
賃貸物件への引越しや防犯性の向上を目的として鍵の交換を検討することもあります。鍵の形状によっては容易に開錠されてしまう危険性があるため、防犯性の高い鍵への交換が必要です。
中古の一戸建てを購入した場合に関しても、前の持ち主がまだ鍵を保持している可能性があるため鍵の交換を検討した方が良いと言えます。
一軒家・戸建ての鍵交換にかかる費用
鍵交換と一口に言っても使用する鍵の種類によって費用が異なります。一般的にピンシリンダーやディスクリシンダーといった一般的な鍵は比較的安価ですが、ディンプルキーや電子錠などの高度な鍵は費用が高くなる傾向があります。
ここからは各鍵の特徴と鍵交換に必要な費用の目安を紹介します。
ピンシリンダー・ディスクシリンダー
ピンシリンダー・ディスクシリンダーは鍵の片面または両面にギザギザがある鍵のことで、「刻みキー」とも呼ばれます。この種類の鍵には多くの種類があり、交換費用は10,000〜20,000円程度と幅広いです。鍵の内部構造がシンプルな場合の交換は大体5〜30分ほどの時間がかかります。
ピンシリンダー・ディスクシリンダーを選ぶ主なメリットは『鍵交換費用が比較的安価である』ことです。ただしセキュリティ面での懸念があり、ピッキング攻撃に弱いため他の防犯対策も併せて行う必要があります。
より高いセキュリティを望む場合は、ロータリーディスクシリンダーを選択することを検討してください。少し鍵交換費用が高くなりますが、ピッキング攻撃に対してより強固な防御策が施されているためセキュリティを向上させることができます。
ディンプルキー
ディンプルキーとは鍵の差し込み口に複数のくぼみがあるタイプの鍵で、ピンシリンダーやディスクシリンダーと比べ、より高い耐ピッキング性能を持ちます。そのためシリンダータイプの鍵の中でも最も防犯性能が高いとされています。
多くの人がオートロックと同様にディンプルキーを重視しており、現在はディンプルキーを採用した物件も増えています。
ディンプルキーの鍵の交換費用は一般的に15,000〜30,000円程度で、プロによる交換作業は15〜30分で完了します。
合鍵の作成費用はディスクシリンダーと比べて高くなる傾向がありますので、注意が必要です。
引き戸錠
引き戸錠は戸のレールや溝をスライドさせて開閉するタイプの戸に取り付ける鍵で、錠前を戸の先に設置します。引き違い戸錠は「引き戸の中央部分に錠前を設置するタイプ」の鍵です。
これら2つの鍵は取り付ける部品が異なるため、自分の戸のタイプを確認し部品を間違えないように購入する必要があります。引き戸錠の交換費用は一般的に15,000〜20,000円程度です。この鍵は複雑な構造をしていないので5〜15分ほどで交換することができます。
電子錠
一般的にドアの鍵は金属製のものを使いますが、電子キーは鍵の代わりにカードや暗証番号などを使って解錠します。これらは「電子錠」と呼ばれ、指紋認証で解錠できるものもあります。電子錠の最大のメリットは非常に高いセキュリティ性能を持っていることです。ピッキングによる侵入リスクをほぼゼロにできます。
ただし電子錠を取り付けるには大がかりな工事が必要で、交換費用が高くなる傾向があります。種類によっては約30,000円から100,000円程度かかることがあります。特にシリンダー錠から電子錠に交換する場合は費用が高くなるため注意が必要です。
電子錠は鍵交換ではなく新規取りつけとして扱われます。鍵交換にかかる時間は一般的に30分から2時間程度です。
一軒家の鍵交換を依頼するときの注意点
鍵交換を専門業者に依頼する際は慎重に判断することが重要です。単に料金が安いからといって利用すると、詐欺業者に引っかかる可能性があります。不当な高額請求を受けないためにも、作業前に明確な料金を提示してくれる業者に依頼することが大切です。
鍵の種類によって費用が異なるため、Webサイトだけでは正確な見積もりが難しい場合があります。そのためより柔軟に対応してくれる業者を選びましょう。また、作業後に何か問題が生じた場合にはしっかりとアフターフォローをしてくれる業者を選ぶことが重要です。無料でメンテナンスを提供したり、保証期間を設けている業者を選ぶことで安心感が得られます。
一軒家の鍵交換を自分で行うときの注意点
鍵の交換作業を自分で行う場合には、細かな部品を紛失しないように注意が必要です。床などに直接置くと見失いやすいため、箱などに入れて保管しましょう。作業を行う前には製品の型番を確認し、間違えないように注意することも必要です。不適合な製品を無理に取り付けると、鍵自体が破損したりドアの開閉に不具合が生じることがあるからです。
もし合う鍵が見つからない場合や作業手順が分からなくなってしまった場合は、無理をせず専門の業者に依頼することをおすすめします。出張費や技術料がかかるかもしれませんが、時間を節約できる上に、希望に応じた鍵の交換や防犯機能の強化など細かなニーズにも応えてくれます。
自分で作業を行うか専門会社に依頼するかを決める前には、費用と手間を考慮し慎重に判断することが大切です。特に防犯面で重要な鍵の交換作業については、プロの技術を頼ることで安心感が得られます。
一軒家の鍵交換を自分でする方法
鍵交換を業者に依頼すると部品代と作業料が請求されるため、少しでも節約したいと考えている人もいるかもしれません。DIYに慣れている人であれば、自分で鍵交換をすることも可能です。自分で交換することで部品代しかかからず、数千円で済む場合もあります。
ここからは一軒家の鍵を自分で交換する方法を紹介します。
鍵交換に必要な道具
一軒家の鍵を交換する際に必要な道具は以下のとおりです。
- ・プラスドライバーとマイナスドライバー
- ・新しいシリンダー
- ・プライヤー (インテグラル錠に交換する場合のみ必要)
ただし交換する鍵の種類によっては別途必要な道具がある場合があります。鍵の取扱説明書を必ず確認してから作業を行うようにしましょう。
自分で鍵交換を行うときの手順
鍵の交換は正しい手順で行わないと防犯性が低下する可能性があるため、以下の5つのステップを参考に進めてください。
1.ドアを開ける
最初に玄関のドアを開けてください。作業が終わるまで、ドアは開いた状態にしておいてください。
2.フロントプレートを外す
ドアの側面にはフロントプレートと呼ばれる金属板があります。プラスドライバーを使ってフロントプレートを外してください。
3.ピンとシリンダーを外す
フロントプレートを外すとシリンダーが見えます。マイナスドライバーを使用してシリンダーを固定しているピンを取り外してください。
シリンダーが落ちないように手で支えてからピンを外してください。ピンが外れたらシリンダーを外してください。
4.新しいシリンダーを取り付ける
新しいシリンダーを古いシリンダーの場所に取り付けてください。ピンを使用して新しいシリンダーを固定してください。
固定したらフロントプレートを元に戻してください。
5.動作確認を行う
最後にドアを開いた状態でカギの動作確認をしてください。
問題がなければ鍵の交換は完了です。
まとめ
今回は、一軒家の鍵交換にかかる費用について説明しました。
- ・ピンシリンダー、ディスクシリンダー・・・10,000~20,000円
- ・ディンプルキー・・・15,000~30,000円
- ・引き戸錠・・・15,000~20,000円
- ・電子錠・・・30,000~100,000円
もしもできるだけ費用を抑えたい場合はピンシリンダーやディスクシリンダーを選択することをおすすめします。この鍵ならば約10,000円から20,000円程度で交換が可能です。ただし防犯面については不安が残ることがあります。
もしもセキュリティを強化したい場合は、ディンプルキーなどの高性能な鍵や電子錠を検討してみるとよいでしょう。この種類の鍵交換費用は15,000円から100,000円程度かかることがありますが、家の安全性を確保するためには十分な費用といえます。
鍵のセキュリティは正しく取り付けられて初めて発揮されます。鍵交換を失敗したくない場合は鍵業者に依頼することをおすすめします。
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