突然、自宅の玄関ドアが開かなくなる「鍵トラブル」は、決して少なくはありません。
鍵が回らないといったトラブルは故障などの重大な症状の前兆となる可能性があります。
この記事では、鍵トラブルの症状別の原因と対処法、業者を選ぶポイントについて解説します。
適切な対処をせずに問題を放置すると根本的な解決が難しくなるばかりか、誤った対処によって余分な費用がかかることもあります。
出張費や見積もりが無料の業者も多く、自分で対処する前に無料相談することで、適切なアドバイスをもらうことができるかもしれません。
家の鍵が壊れた！症状別の対処法
家の鍵が壊れてしまった時の対処法について解説します。
鍵が回しづらい場合
鍵が回しづらい場合には、以下の対処法を試してみましょう。
合鍵を試してみる
まずは合鍵を使用して開けられるか試してみてください。
合鍵で開けられるのであれば元の鍵が変形していたり、異物が付着していたりする可能性が考えられます。
スペアキーを使う際には、ゆっくりと優しく回すように心がけてくださいね。
鍵穴の掃除
柔らかい布を使って鍵を軽く拭き取ってみてください。
掃除機やエアダスターで鍵穴内のゴミを取り除くことも有効ですが、針金などの細いものでゴミをかき出すのだけは避けましょう。
鍵穴専用の潤滑剤の使用
鍵穴の掃除後、鍵穴専用の潤滑剤を使用してみましょう。必ず、鍵穴専用のものを使用するようにしましょう。
鍵が開かない、空回りする場合
鍵が回るけど開かない場合、その錠のものでない鍵を使用している場合が考えられます。
また、長い使用によって鍵の先端が摩耗してしまっていることも考えられます。
鍵が抜けない、さし込みにくい場合
鍵をさし込んだ後に抜けなくなったり、鍵穴に差し込むことができなかったりする場合、3つの主な原因が考えられます。
- ・間違った鍵の使用
- ・鍵の変形
- ・鍵穴への異物詰まり
この章では、鍵が抜けない場合の対処法を4つご紹介します。
小刻みにゆっくり動かしながら抜く
鍵を抜く際には、少しずつゆっくりと動かしながら抜いてみてください。コツは小刻みに動かしながらゆっくり抜くことです。
無理に操作してしまうと鍵の故障の原因となりますので注意しましょう。
鍵の間違いや変形を確認
抜くことができたら、使用した鍵が正しいものであるか確認してください。
もし、その鍵が合わない場合は変形している可能性があるので、新たな鍵の作成が必要になります。
鍵穴の掃除
もしかしたら鍵穴内に異物が詰まっている可能性があります。
鍵に付着した汚れを拭き取ったり、鍵穴の掃除をしたりしてみてください。
掃除機やエアダスターを使用して異物を取り除くことも有効です。
鍵の交換
上記の手段を試しても改善しない場合、鍵の交換が必要です。
鍵の交換は自分で行うこともできますが、少しでも不安のある方は鍵業者に依頼して交換してもらうのが良いでしょう。
鍵が折れた場合
鍵が経年劣化で弱くなっていたり、誤った鍵を使用したりしている状況で、無理に力を加えて回すと鍵が折れることがあります。
鍵が折れた場合、以下の手順で対処することができます。
鍵の先端が鍵穴から出ている場合
鍵穴から鍵の先端が少しでも出ている場合、自分で取り出すことができるかもしれません。
ペンチやピンセットを使用して、鍵の先端を慎重に掴み、ゆっくり引き抜いてください。
力を入れすぎると鍵が奥に押し込まれる可能性があるため注意が必要です。
鍵の先端が完全に鍵穴に入っている場合
鍵の先端が完全に鍵穴に入っている場合は、自分での対処が難しいため、鍵業者に鍵抜きを依頼しましょう。
自分で無理をせず、専門家による作業が必要だと言えます。
鍵が壊れたときにやってはいけないこと
鍵が壊れてしまった際に焦って誤った方法で対処してしまうと、鍵穴の故障を引き起こしてしまう可能性があります。
1.無理やり鍵を回す
朝の忙しい外出時や疲れた帰宅時、鍵が固くて操作しづらいと、つい無理に鍵を回そうとしがちです。
しかし、無理に操作するとシリンダー内部に損傷を与えてしまい、故障の原因となる可能性があります。
焦って無理な操作を行うのは避けましょう。
2.鍵穴に鍵穴専用ではない潤滑油を使う
鍵の動きをスムーズにするために、クレ556や食用油を鍵穴に使用する人がいます。
しかし、鍵穴専用の潤滑油は決して使ってはいけません。
なぜなら、これをすることによりホコリが油にくっついて鍵穴内部で固着し、動作が著しく悪化してしまうからです。
最終的には鍵が機能しなくなるため、絶対に避けましょう。
鍵業者の選び方
家の鍵の修理や交換を依頼する際に適切な鍵業者を選ぶことは非常に難しいことです。
費用を抑えたいという気持ちはわかりますが、実際には鍵業者によって鍵の修理や交換の費用にそこまで大きな差はなく、遠方の業者に依頼する場合の出張費が増えるかどうか程度です。
鍵の交換を検討する際には、費用以外にも注意して検討する必要があります。
具体的には修理や交換後のアフターサービスに加えて、出張料金や夜間・深夜料金、キャンセル料なども考慮すべきです。
特に夜間・深夜料金は高額になる場合が多いので、依頼前に調べておくと良いでしょう。
さらに、見積もり後のキャンセル料を請求する業者もいますので、キャンセルが可能かどうかも、併せて確認してみてください。
鍵修理にかかる時間は？
鍵の修理にかかる時間は、対応する鍵の種類やトラブル内容によって異なります。
鍵本体が折れてスペアキーがない場合は、まず合鍵作成が必要なので約5〜20分程度かかります。
さらに、鍵と鍵穴の両方に問題があるケースでは、修理にさらに時間がかかる可能性があります。
近年、家の鍵は防犯対策のために複雑に設計されているため、修理にも時間がかかるケースが多いのです。
鍵修理を検討する際には、鍵業者に鍵のメーカーや年式などの情報を伝え、事前に作業時間の見積もりを依頼しておくと安心できます。
依頼前に作業にかかる時間と費用を確認することで、安心して修理を依頼できるでしょう。
【まとめ】
鍵の修理や交換は自分で行うこともできますが、失敗のリスクも高いため、鍵の専門業者に頼むことをおすすめします。
無理に行うと防犯性が低下したり、ドアや鍵が損傷するリスクがあるからです。
鍵の修理や交換を業者に依頼する際には、業者ごとに技術や知識が異なることを考慮し、慎重に選ぶことが重要です。
業者選びを誤ると時間やお金を無駄にするだけでなく、自宅の防犯性能の低下によって犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
鍵業者を選ぶ際には料金設定が明確で、アフターサービスや保障が充実している業者を選ぶようにしましょう。
▶どの種類の鍵を買えばいいかわからない方
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