「玄関ドアも車みたいに簡単に開けられたらいいのに…。」
そう思っている方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、電子キーの導入です。玄関用の電子キーも、車の鍵と同じようにリモコンや指、スマホなどで簡単に鍵を開けられます。全国的にみるとまだまだ普及しているとは言えませんが、年々確実にご依頼が増えている鍵の一つです。
この記事では、電子キーの仕組みや種類、電池交換の頻度や導入するメリット・デメリットについて詳しく解説します。電子キーに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
電子キーとは?
電子キーとは、電池を使用して玄関ドアの鍵の開閉を行う鍵です。住宅の玄関ドアの場合は電池を利用するため、取り付け時に追加の電気工事をする必要はありません。
メーカーによって取り付け方法は異なりますが、ドアノブに簡単にかぶせて使用するタイプや切り込み加工タイプなどもあるため、手軽に利用できて非常に便利です。ドア付近の読み取りリーダーにICカードやスマートフォンをかざすか、暗証番号を入力して解錠します。
一部ではオートロック機能も備わっており、施錠を自動化することで鍵の閉め忘れを防止します。様々なタイプの電子キーが存在します。
電子キーシステムの種類
電子キーシステムの種類は主に6つあります。
- ・顔認証型
- ・スマホ型
- ・暗証番号型
- ・指紋認証型
- ・リモコン型
- ・カード型
1つずつ解説します。
顔認証型
顔認証型は顔を登録して認証するシステムで、認証スピードは1秒未満で迅速です。カードや指紋と組み合わせることもでき、遠隔操作が可能なため、非接触での開錠に適しています。スムーズな入退室を必要とする場所に最適です。一部では瞳の虹彩を使用した認証方式もあります。
スマホ型
スマホ型は、スマートフォンと連動して鍵の開錠が可能なシステムです。カード型と同様にスマホをかざすか、リモコン型で遠隔操作できる点が大きな特徴だと言えます。他の開錠方法と組み合わせることも可能です。
暗証番号型
暗証番号型は、暗証番号を入力して解錠するシステムです。ただし、情報漏洩や複数回の誤入力によるロックには注意が必要となります。特に複数人で使う場合には、セキュリティーの入念な管理が求められます。
指紋認証型
指紋認証型は、指紋によって開錠するシステムです。最近ではカード型や暗証番号型との併用も一般的となっています。ただし、指紋の反応が乾燥や年齢の影響で悪化する可能性があるため、注意が必要です。指紋認証型の鍵は、主に玄関ドアに利用されます。
リモコン型
リモコン型は、離れた場所から開錠できるシステムです。専用のリモコンを持ち運ぶ必要がありますが、近接するだけで開錠できます。ただし、キーを忘れるリスクには注意しなければいけません。普段から出入りの激しい場所では、少し手間を感じるかもしれません。
カード型
カード型は、現在オフィスなどで最も一般的に使用されているシステムであり、管理ソフトによって容易にデータの管理が可能です。ただし、カードのみでは盗難によるなりすましのリスクがあるため、暗証番号や指紋認証と組み合わせることが一般的です。
電子キーの電池交換の頻度
電子キーを導入する際、気になるのが電池交換の頻度ですよね。この章では電子キーのリモコンと本体の電池交換の頻度について解説します。
電子キー(リモコン)の電池交換の頻度
一般的に電子キーは「ボタン型リチウム電池」を使用します。電子キーの電池交換頻度は機種によって異なりますが、一般的な目安としては1日に約5回の出入りを想定し、約2年程度だと言われています。ただし、使用頻度が増えれば電池の消耗も速くなります。初めのうちは交換時期を意識していても、慣れてくると忘れがちです。取り付けから大体2年ほど過ぎたあたりで、電池交換を検討することで電池切れのリスクを防げるでしょう。
玄関ドアに付けられた電子キー(本体)の電池交換の頻度
玄関ドア本体の電池交換頻度は、リモコンと同じく1日5回程度の出入りでおよそ2年が目安です。使用頻度によって異なりますが、仮に1日10回の出入りであれば半分の1年が目安となります。電池切れリスクを回避するためにも、この目安は役に立つはずです。一部の電子キーでは、電池切れを知らせるための兆候として、点滅やブザー音が設けられている種類もあります。事前に説明書をよく確認してみましょう。
電子キーの電池寿命が目安よりも短い場合
電子キーの電池寿命が短いと感じる場合、電子キーの置き場所や使用環境が要因となっているケースが非常に多いです。電子キーは微弱な電波を出して扉の鍵と交信し、キーの解施錠を行います。そのため、磁気を出す機器の近くに置いてしまうと、電子キーが常に交信状態になるため、電池の消耗が著しく進みます。したがって、電子キーのリモコンは、パソコンやテレビ、携帯電話、電気スタンドなどの近くに置かないように注意しましょう。
玄関ドアに電子キーを導入するメリット
玄関ドアに電子キーを導入するメリットは3つあります。
- ・施錠・開錠の手間が省ける
- ・鍵の施錠忘れを防げる
- ・防犯面で安心できる
順に解説します。
施錠・開錠の手間が省ける
電子キーを導入すると、玄関ドアの施開錠の際に鍵を取り出して鍵穴に差し込んで回すといった手間を省略できます。操作は基本的に片手で行えるため、荷物が多い時にも大変便利です。
鍵の施錠忘れを防げる
多くの電子キーにはオートロック機能が組み込まれています。これにより鍵を施錠し忘れるリスクを軽減でき、外出後に「鍵を閉めたか心配」という不安が払拭できます。空き巣被害の多くは「無施錠のドアからの侵入」ですので、空き巣被害を防ぐことが期待できます。
防犯面で安心できる
電子キーは従来のシリンダー錠に比べて防犯性能が高いのが特徴です。一般的な鍵屋では作成できないため、合鍵の複製やそれによる不正侵入のリスクが低減します。
そもそも電子キーには鍵穴がないため、特殊な器具を使用したりピッキングやバンピングによる不正開錠を防げます。鍵を紛失した場合も失くした鍵のみを無効化できるので、第三者による侵入や鍵の悪用リスクを防ぐことが可能です。シリンダーの交換も不要なので、費用面でも大きなメリットがあります。
玄関ドアに電子キーを導入するデメリット
家庭用電源を必要とする電気キーを導入したい場合には配線工事が必要です。電池式の電子キーの場合は、電池切れや停電時にスマートキーの操作ができなくなるリスクがある点にも注意しなければいけません。このようなリスクに備えるためには、予備電源や非常用の鍵穴がある商品を選ぶ必要があります。
電子キーのオートロック機能は大変便利ですが、電子キーを携帯せずに外出すると締め出されるリスクもあります。家に誰もいないことが多い場合は、オートロック機能をオフにするか、別の解錠方法を併用すると安心です。
電子キーを導入する際の注意点
電子キーを導入する際の注意点は3つあります。
- ・電池残量に注意する
- ・紛失や劣化に注意する
- ・閉め出しリスクがあるため注意する
順に解説します。
電池残量に注意する
電子キーは、電池切れにより操作ができなくなるリスクがあります。そのため、電池残量を定期的に確認し、少なくなっていたら早めに新しい電池に交換するようにしましょう。電池残量のお知らせがない場合でも、一定期間を目安に電池を交換することが重要です。
紛失や劣化に注意する
電子キーの種類によって異なりますが、カードやリモコンタイプは紛失のリスクがあります。したがって、持ち歩く際には特定のカードケースや財布に保管する習慣を身につけると良いでしょう。
また、カードの劣化による磁気不良で鍵が操作できなくなることもあるため、鍵の調子が悪くなったら予備の鍵を用意しておくのも重要です。スマートフォンも電池切れにより鍵の操作ができなくなるため、外出時には充電器などを携帯することを忘れないようにしましょう。
閉め出しリスクがあるため注意する
カードやリモコンタイプの鍵を使用する場合、家の中に鍵を忘れて外出してしまうと閉め出される可能性があります。外出時や買い物の際には、鍵をうっかり忘れることもあるため、注意が必要です。忘れ物をしやすい人は、暗証番号タイプや指紋認証タイプの鍵を検討するのも良いかもしれません。
後付け電子キーを導入する際の注意点
後付け電子キーを導入する際にはいくつかの点に注意が必要です。取り付けるドアや錠前によっては、後付けが難しい場合がありますので、事前に商品の仕様やドアに対応しているか確認しましょう。
また、賃貸住宅では、取り付け前に必ず大家や管理会社に許可を取る必要があります。契約終了時には元の鍵に戻さなけらばいけないケースも多いため、取り外しや交換が容易な製品を選ぶことが重要です。取り付けにかかる費用や手間を考慮した上で、自分に合った製品を検討しましょう。
まとめ
玄関ドアを電子キーにすることで、普段の生活がより便利で快適になります。電子キーには様々な防犯対策が施されているため、セキュリティ面も安心です。玄関ドアの電子キーやドア本体の電池交換は約2年ごとに必要とされます。電池が切れた際に緊急で開閉するためにも電子キーでの施解錠が習慣になっていても、鍵の携帯だけは忘れずにしておくのが賢明です。
スターキーロックでは、お客様の玄関ドアに最適な電子キーを、ご提案から取り付けまで一貫してサポートしております。既に電子キーを導入されている方で不具合がある場合もお気軽にご相談ください。無料でお見積りさせていただきます。
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