家の鍵をなくした時、誰しもが不安になりますよね。しかも、もし鍵を拾われて悪用された場合には被害が拡大するリスクもあるため、迅速に対処する必要があります。
この記事では家の鍵を紛失したときの対応について解説します。ぜひ参考にしてください。
鍵をなくしたときの3つの対処法
家の鍵をなくした際には、慌てずに冷静に対処することが大切です。詳しく解説します。
①遺失届を出す
まず警察に遺失届を出しましょう。誰かがアナタの鍵を拾って警察に届けてくれる可能性があり、遺失届を出していることによって鍵が見つかる可能性が高くなるからです。
警察庁の公式ホームページでは届けられた拾得物が公表されています。警察へ届けられた落とし物が掲載されているので、気になる方はチェックしてみてください。
届け出は最寄りの交番または警察署で行うことができます。 直接訪問するだけでなく一部の交番では電話で届け出が可能です。たとえ深夜であってもすぐに警察に連絡することが良いでしょう。 運が良ければ既に紛失した鍵が届けられている場合もあります。
遺失届に記載する内容は以下の通りです。
- 1.遺失した物品の種類
- 2.遺失した場所と日時
- 3.遺失した物品の特徴やブランド、型番など
- 4.落とし主の氏名、住所、連絡先、年齢、性別などの個人情報
- 5.遺失に関する状況や情報(紛失場所の状況、鍵がついていた鞄の色など)
これらの情報を正確に記載することで、警察や拾得者が遺失物を見つけた場合に早く落とし主に連絡することができます。遺失届には遺失物の特徴的な写真や保険証券などの添付が必要な場合もあります。
②心当たりのある場所を自分で探す
まず自分で心当たりのある場所を探してみることが重要です。パニックになっていると見落としやすくなるため、一度深呼吸して落ち着いてから探し始めましょう。
鍵を置き忘れがちな場所としてはバッグやポケット、車などが挙げられます。特にバッグの中の物は全て出して広げ、確実に鍵がないか目視でチェックするとよいでしょう。バッグの内側の収納やポケットの中も忘れずに確認してください。
また、コートやズボンのポケットも見逃してしまいがちなので、深く探るかポケットをひっくり返すことをおすすめします。
自分の行動を振り返るときは頭で思い出すだけでなく、手書きでスケジュール表を作成すると思い出しやすくなります。焦らずに丁寧に探し、思わぬ場所に置き忘れている可能性についても考慮しましょう。
③鍵が見つからない場合は交換も検討する
鍵が見つからない場合は、なるべく早めに鍵の交換をすることがお勧めです。誰かに拾われても住所までは分からないだろうなんて軽く考える人がいるかもしれませんが、実際に被害例も報告されているので注意が必要です。
実際、鍵をなくした後に空き巣に入られる事例は多くあります。窓を割る跡がないにもかかわらず、家の中から現金や貴金属が盗まれた場合、拾われた鍵やスペアキーが使われた可能性が高いです。
鍵を失くした場合はすぐに鍵屋さんに連絡して交換した方が安心でしょう。見積り金額もその場で確認できるため、手続き自体は簡単です。鍵交換の際にドアが傷ついたり、大きな音がすることはないため、気軽に依頼してみてください。
鍵交換の料金は交換料と出張料を合わせて2万円〜3万円が相場です。少し費用がかかってしまいますが、空き巣に入られた場合の被害額や不安を考えれば決して無駄ではありません。
鍵を無くした場合に考えられるリスク
鍵を紛失すると様々なリスクが生じる可能性があります。想定されるリスクを理解することで、鍵を紛失した場合の対策がしやすくなるでしょう。ひとつずつ解説していきます。
無くした鍵が盗まれていた
落とした鍵を誰かに盗まれてしまう可能性が考えられます。もし悪意のある誰かが鍵を手に入れた場合、その鍵を使って合鍵を作られる危険性があります。家の鍵を自宅の周辺で落とした場合には家を特定される可能性もあり、住所がバレると空き巣に狙われる危険もあるので注意が必要です。
さらに拾った鍵が闇サイトで売られるケースも報告されています。このような場合には不正アクセスや不正侵入などの犯罪に巻き込まれる危険性があるので、早めに鍵の交換をすることが望ましいでしょう。
身分証とともに落としてしまった
身分証と鍵を一緒に紛失した場合、基本的に住所がバレる可能性が高いです。合鍵が作られれば、犯罪に巻き込まれる恐れもありますし、鍵と住所の情報が闇サイトで売られる可能性もあります。
もし鍵と身分証を一緒になくしてしまった場合は、すぐに鍵の交換をすることをお勧めします。交番に届いていたからといって安心してはいけません。紛失している間に合鍵が作られている可能性も考えられるため、鍵は交換した方が安全だと言えます。
予防策としては、住所が特定されるものと鍵は別々に保管することが重要です。また、鍵を無くさないための方法としてキーケースやポーチに入れたり、キーホルダーや音が鳴るアイテムを付けたりすることも有効です。対策を行うことでリスクを低減することができます。
鍵を拾ったのが知人だった
もし鍵を拾った人が知り合いの場合、友人や親戚であれば他の場合に比べて悪用される可能性は低いですが、ゼロではありません。知り合いでもその人が信頼できるかどうかの判断は難しいです。
完全に信頼している人でなければ、鍵を交換することを検討することをおすすめします。
鍵をよく無くしてしまう方必見!おすすめの対策を紹介
鍵をよく無くしてしまって困っているというあなたへ、無くさないための効果的な対策をご紹介します。事前に対策を行うことで鍵を無くしたと焦る機会を減らすことができます。
スマホと連動する紛失タグをつける
「紛失タグ」とはスマートタグとも呼ばれており、スマートホンとペアリングすることで一定距離が離れると音で教えてくれる便利なタグ状のキーホルダーです。
スマホからタグへ接続することで、タグから音が鳴るタイプもあるため見つけやすいのが特徴です。GPS機能が搭載されているものもあり、落とした場所の位置情報を知ることができます。
現在スマホの保有者は年々増加しており、スマホと連動した「紛失タグ」は使いやすく効果的なアイテムといえます。
電子錠への鍵交換を検討する
電子錠への鍵交換を検討することも有効な方法です。電子キーはキーレスで鍵自体がないため紛失する心配がありません。
暗証番号や指紋認証で解錠ができるので鍵を持ち歩く手間も省けます。さらに、ほとんどの電子錠がオートロックタイプなので、鍵の閉め忘れもありません。安心して外出することが可能になります。
【まとめ】鍵を無くして「やばい」と思っても焦らず冷静に対応しましょう
鍵を紛失すると焦ってパニックになってしまい、冷静に探すことができません。まずは気持ちを落ち着けて、警察へ届け出を行い、自分でもう一度ゆっくり探してみましょう。
紛失後は見つかった場合でもなるべく早めに鍵の交換を検討することをおすすめします。紛失している時に合鍵を作られている可能性が否定できないからです。
鍵トラブルに直面したときは、お気軽にスターキーロックにご相談ください。専門知識を持ったスタッフが迅速かつ丁寧に対応いたします。