「家の鍵を落としてしまった・・・」
一般の方であればこんな状況はめったに遭遇しないことかもしれませんが、鍵業者「スターキーロック」には、家に入れなくなったといった鍵トラブルの相談が毎日やってきます。
家の鍵をなくしてしまう理由は多岐にわたりますが、皆さん共通して「焦り」や「パニック」にかられ、慌てて電話をくださいます。
しかし、こういった状況の時こそ冷静な対処が極めて重要です。
この記事では、家の鍵がないと気が付いた時に行いたい対処法について解説していきます。
もしも、すぐに対応してほしい場合には「スターキーロック」へご相談ください。
弊社の経験豊富なスタッフがお手伝いいたします。
意外な場所にあることも!まずは身の回りを冷静に探す
最初に自分の身の回りを再度よく探してみましょう。
鍵をなくした際、焦りが先行して周囲を確認することを忘れがちです。
例えば「メガネがない」と慌てて探していたのに、実は頭の上に置いてあった…というエピソードが挙げられます。
これも、焦って周囲を確認しなかったことが要因ですね。
まずは不安な感情を抑えて、深呼吸することから始めましょう。
そして、以下の箇所を再度探すのをおすすめします。
①コートのポケットの中
無意識に鍵をしまう場所で最もよくあるのは、洋服のポケットの中です。
特にポケットが多いコートを着用している場合、右のポケットを確認したけれども左上のポケットを見落としてしまった、ということもあります。
その日着ていたコートを思い出し、鍵を探してみましょう。
②バッグの意外なポケットの中
「あれ、ここにあったんだ!」と意外な収納場所から鍵が出てくることはよくあります。
特に多機能なバッグは、さまざまな場所に収納できるスペースがありますよね。
「今度からここにしまおう」と思って新しい場所に収納したまま、うっかり忘れてしまっている可能性も考えられます。
もし「バッグの中身がいつもごちゃごちゃしていて、普段から良くなくすんだよね…」と感じている方は、日頃から整理整頓を行うように心がけることで紛失を未然に防ぐことができるでしょう。
③ズボンのポケットの中
ズボンのポケットでも、前のポケットだけをチェックしていたというケースがあります。
後ろのポケットだけでなく、全てのポケットを徹底的に調べてみましょう。
④車の中
車を所有されている方は必ず「車内」を確認してください。
はじめから「絶対ないだろう」と思っていても、思い込みを捨てて探すことが肝心です。
座席の下など、車内には見逃しやすい場所がたくさんあります。
車の鍵を取り出した後、気づかないうちに鍵が座席の下に滑り込んでしまった、というケースも考えられます。
また、シートの間に挟まっていたりすることもあるので、隅々まで徹底的に調べるのが大切です。
⑤立ち寄った場所を調べる
もし、どんなに探しても身の回りに鍵が見つからない場合、次は最後に立ち寄った場所を探してみましょう。
ただ単に鍵を探すだけでは効率が悪いので、まずは「最後に鍵を見た場所」や「鍵をしまった場所」を思い出して、それを起点に自分が行った場所をリストアップすると良いです。
たとえば、
- ・15時に家を出る
- ・15時20分に書店
- ・16時20分に帰宅
といった具体的な時間の順に並べます。
可能性のある場所を絞ったら、落とし物として鍵が届けられていないかどうかを電話で確認してみてください。
もし届いていなければ、思い出すことができる場所を実際に訪れて鍵を捜してみましょう。
鍵が見つからない場合の対処方法
徹底的に探し回っても鍵が見つからないこともあります。
その際には「鍵が紛失した」と仮定し、適切な行動を取ることが大切です。
警察署で紛失届(遺失届)を出す
鍵を紛失した際には、警察に紛失届(遺失届)を提出しましょう。
紛失届は物品をなくした際に提出する書類です。
この届け出は、警察署や最寄りの交番などで手続きできます。
一部の地域ではインターネット経由でも提出可能な場合がありますので確認してみてください。
紛失届を提出することで、鍵が警察署や交番に届いた際に連絡をもらうことができます。
紛失届を提出する際には「名前」や「住所」だけでなく、「鍵が紛失した場所」や「鍵の特徴」なども詳しく伝えなければいけません。
具体的な情報を伝えることで、より早く自分の鍵を見つけることができます。
管理会社や大家さんに連絡する
もしアパートや賃貸マンションの鍵を紛失した場合は、まず管理会社や大家さんに紛失の旨を報告しましょう。
一部の管理会社や大家さんは、一時的にスペアキーを提供してくれることがあるかもしれません。
この際、自分が居住者であることを証明できる身分証明書を用意しておくとスムーズに手続きができます。
ただし、必ずしも大家さんが「スペアキー」を提供してくれるわけではないことに留意してください。
現場での対応が難しい場合でも大家さんや管理会社に相談することで、その後の手続きについてアドバイスを受けることができますし、必要に応じて専門業者の手配をしてくれることもあるでしょう。
分譲マンションの場合、管理組合にも一応連絡を取っておくのがおすすめです。
鍵交換をする
外出先で鍵をなくした場合、その鍵が悪意のある人に拾われてしまうと、空き巣や強盗の標的にされる可能性があります。
鍵だけの情報から家を特定することは難しいかもしれませんが、鍵を紛失した場所を目撃されていたり、身分証と一緒に紛失したりすることで、家を知られてしまう可能性も考えられます。
そのため、鍵を見つけられない場合は、できるだけ早く鍵の交換を検討しましょう。
鍵の交換には一定の費用がかかりますが、その費用に見合う価値があると言えます。
なぜなら、鍵を変えることで凶悪な犯罪に巻き込まれるリスクを減少させられるからです。
家の安全を守るためにも、鍵の交換を検討しましょう。
鍵業者に依頼する流れ
鍵を鍵業者に依頼する際の手順は以下の通りです。
①電話で問い合わせ
鍵業者に連絡し、依頼内容と状況を説明します。
訪問先の住所や連絡先、立ち会いの必要性などを伝え、住んでいることを証明するための顔写真入り身分証の提示方法についても事前に相談してみましょう。
②現地での待ち合わせ
約束した時間に家の前で待ち合わせます。
遅れる場合には事前に電話で連絡があるかもしれないため、電話に出れるようにしておきましょう。
③住所確認書類の提示
打ち合わせ通りの住所確認書類を提出します。
④作業内容と料金の説明
作業員が現場を確認し、料金を提示します。
内部のつまみの形状などの詳細情報を提供し、料金に納得すれば作業が開始されます。
※不承認の場合はこの段階で断ることができます。
⑤実作業
作業員が実際に作業を行います。
基本的には作業に立ち会う必要があります。
⑥支払い
事前に提示された料金を支払い、領収書を受け取って作業は完了です。
鍵開けを鍵業者に依頼した時の費用
住宅の鍵開けにかかる費用の相場は8000円以上となります。
ただし、作業場所や鍵の種類、鍵穴の数によって料金は大きく変動します。
正式な見積もり金額は、作業員が現地で状況を確認した後、現地で提示されるのが一般的です。
電話で問い合わせた際に出してもらえる見積もり金額は、あくまで「概算」に過ぎません。
料金を決定する際に考慮する項目は、
- ・開ける鍵穴の数
- ・鍵のメーカー
- ・鍵の形状(ギザギザなど)
- ・ドアスコープの有無
- ・賃貸の場合の階数
などが挙げられます。
電話で相談する際には、これらの要素を確認してから問い合わせを行うことで、概算見積もりの質をあげることができるでしょう。
【注意】鍵をなくしたときにやってはいけないこと
鍵をなくして家に入れなくなってしまった時に注意して欲しいポイントがあります。
NG行動をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
自分で開けようとしない
自分で無理やり開けようとするのはやめましょう。
ピッキングなどの解錠方法はプロの業者が専用の道具を使用して、鍵穴にできるだけダメージを与えずに行う作業です。
知識のない素人が鍵穴に異物を挿入してしまうと、鍵穴内部の「タンブラー」や「ピン」といった部品に損傷が生じ、正常な動作ができなくなる可能性があります。
鍵穴内部に損傷が生じると、正規の鍵でも解錠や施錠が困難になり、最終的には鍵を交換しなければならないケースもあります。
安易な対処によって新たな問題を作らないためにも、専門的な業者に依頼するのがおすすめです。
鍵探しをSNSで呼びかけない
鍵を探す際には、SNSを通じた「鍵探しの呼びかけ」を行うのは控えましょう。
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアは、広く多くの人が閲覧できるプラットフォームです。
個人情報が含まれる画像や位置情報、また「鍵を紛失した」という情報を発信することで、防犯上のリスクが高まる可能性があります。
さらに、鍵探しの協力者を装って個人情報を聞き出そうとする詐欺が発生するかもしれません。
鍵を紛失して困っている場合は、家族や友人に協力をお願いする程度にとどめ、あまり顔見知りでない不特定多数の人に求めるのはやめましょう。
安全を考慮して慎重に行動すべきです。
【まとめ】
家の鍵がない場合、鍵は身の回りにあるケースが多いです。
内ポケットやバッグの底など、細部まで冷静になって探してみてください。
また、ビジネスやプライベートで普段使わない服やバッグを使った場合は、そちらも確認してみましょう。
ソファの隙間やラグの下、車内といった目につきにくい場所に鍵が落ちていることもあります。
「ここにはないはず」と思わず、可能な限りあらゆる場所を探してみてください。
もし長い時間探しても見つからない場合は、警察へ紛失届を提出したり関連施設に問い合わせたりしてみましょう。
鍵が見つからない場合は、防犯の観点から早めに鍵交換を検討しましょう。
これにより、犯罪リスクを最小限に抑えることができます。