部屋のプライバシー確保や防犯対策として、鍵の後付けを検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、鍵の後付け方法や費用については意外と知られていません。この記事では、部屋に鍵を後付けする方法と取り付け費用について解説します。

 

部屋に鍵を後付けする理由

部屋に鍵を後付けする理由は様々ありますが、主なものとしては以下の3つが挙げられます。

 

プライバシーの確保

ルームシェアや同居人との生活で自分の部屋のプライバシーを確保したい場合、鍵の後付けは有効な手段です。部屋に鍵を付けることで他人が無断で入室することを防げます。

 

防犯対策

空き巣などの犯罪を防ぐためにも、部屋に鍵を後付けすることは重要です。特に1階の部屋や、外部からの侵入が容易な部屋では、鍵の後付けが不可欠と言えるでしょう。

 

ルームシェアでの個人スペースの確保

ルームシェアをしている場合、共有スペースと個人スペースをはっきりと分けることでトラブル防止につながります。個人の部屋に鍵を後付けすることでプライバシーを守れるだけでなく、自分の大切な物を守ることもできます。

 

部屋に鍵を後付けする方法

部屋に鍵を後付けする方法はいくつかありますが、代表的なものは以下の4つです。

 

ドアノブの交換

既存のドアノブをシリンダー付きのドアノブに交換することで、鍵を後付けできます。シリンダー錠は、鍵穴に鍵を差し込んで解錠するタイプの錠前で、比較的安価で取り付けも簡単です。

 

サムターンの交換

サムターンとは、ドアの内側についている回転式のつまみのことです。これを鍵付きのサムターンに交換することで、内側から鍵をかけられるようになります。外出時に部屋に鍵をかけておきたい場合に適しています。

 

補助錠の取り付け

既存の錠前はそのままで、新たに補助錠を取り付ける方法です。補助錠にはチェーンロックやデッドボルトなどがあり、ドアの隙間に取り付けるタイプが一般的です。既存の錠前と併用することで、防犯性が高まります。

 

電子錠の取り付け

暗証番号やICカードなどで解錠する電子錠を取り付ける方法もあります。鍵を持ち歩く必要がなく、利便性が高いのが特徴です。ただし、電池切れなどのトラブルに注意が必要で、費用も他の方法に比べて高くなる傾向にあります。

 

部屋の鍵の後付けに適した錠前の種類

部屋に鍵を後付けする際には、用途に合った錠前を選ぶことが重要です。主な錠前の種類は以下の5つです。

 

シリンダー錠

シリンダー錠は、鍵穴に鍵を差し込んで解錠するタイプの錠前で、ドアノブと一体型になっているものが多いです。取り付けが比較的簡単で費用も手ごろなため、後付け用の錠前として人気があります。

 

デッドボルト錠

デッドボルト錠はドアの側面に取り付ける錠前で、鍵を回すとボルトがドアの枠に差し込まれて施錠される仕組みです。シリンダー錠と比べてピッキングや破壊に強く、防犯性の高さが求められる場合に適しています。

 

レバーハンドル錠

レバーハンドル錠は、ドアノブの代わりにレバーを下げて開閉するタイプの錠前です。片手で開閉できるため、利便性が高いのが特徴。シリンダー錠と組み合わせて使われることが多いです。

 

電子錠

電子錠は、暗証番号やICカードなどで解錠するタイプの錠前です。鍵を持ち歩く必要がないため、利便性が高いのが特徴。ただし、電池切れなどのトラブルに注意が必要で、費用も他の錠前に比べて高くなる傾向にあります。

 

スマートロック

スマートロックは、スマートフォンやタブレットなどのデバイスを使って解錠するタイプの錠前です。インターネットに接続することで、遠隔操作もできます。鍵の共有もデジタルで行えるため、利便性が高いのが特徴です。ただし、インターネット接続が必要なため、通信環境が必要となります。また、ハッキングのリスクもゼロではないため、セキュリティ面での注意も必要です。

 

部屋の鍵の後付け工事の流れ

部屋に鍵を後付けする際には、以下のような流れで工事が進みます。

 

業者選びのポイント

鍵の後付け工事を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。ホームページや口コミなどで、業者の実績や評判を確認しましょう。また、アフターサービスの充実度も重要なポイントです。

 

見積もりの依頼と確認

工事内容や部屋の状況を業者に伝え、見積もりを依頼します。見積もりには、材料費や工賃などが明記されているはずです。内容をよく確認し、不明な点があれば業者に質問しましょう。

 

工事日程の調整

見積もりに納得したら、工事日程を調整します。部屋の使用状況などを考慮し、できるだけ自分の都合に合わせて日程を決めましょう。

 

鍵の後付け工事実施

工事当日は、業者が部屋を訪問し、鍵の後付け工事を行います。工事の所要時間は、錠前の種類や取り付け箇所によって異なりますが、おおむね1〜2時間程度です。

 

アフターフォローの確認

工事が完了したら、鍵の動作確認を行います。スムーズに施錠・解錠ができるか、不具合はないかなどを確認しましょう。また、アフターフォローについても業者に確認しておくと安心です。万が一、後日不具合が生じた場合の連絡先や対応方法を確認しておきましょう。

 

部屋の鍵後付け費用の相場

部屋の鍵後付け費用は、錠前の種類や取り付け箇所によって異なります。おおよその相場は以下の通りです。

 

ドアノブ交換の費用

シリンダー錠付きのドアノブに交換する場合、材料費と工賃を合わせて1万円〜1.5万円程度が相場です。

 

サムターン交換の費用

鍵付きのサムターンに交換する場合、材料費と工賃を合わせて5,000円〜1万円程度が相場です。

 

補助錠取り付けの費用

チェーンロックやデッドボルトなどの補助錠を取り付ける場合、材料費と工賃を合わせて5,000円〜1.5万円程度が相場です。

 

電子錠取り付けの費用

電子錠を取り付ける場合、材料費と工賃を合わせて3万円〜8万円程度が相場です。

 

鍵の複製費用

鍵の後付け工事とは別に、鍵の複製費用も考慮しておく必要があります。シリンダー錠の場合、鍵の複製は1本1,000円〜2,000円程度が相場です。ただし、ディンプルキーなどの特殊な鍵の場合、複製費用が高くなる傾向にあります。

 

また、鍵の複製を依頼する際は、鍵の所有者本人であることを証明する必要があります。運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を用意しておきましょう。なお、これらの費用は、あくまでも目安です。正確な金額は、業者に見積もりを依頼する必要があります。

 

まとめ

部屋に鍵を後付けすることで、プライバシーの確保や防犯対策に役立ちます。鍵の後付け方法は、ドアノブの交換、サムターンの交換、補助錠の取り付け、電子錠の取り付けなどがあります。錠前の種類も、シリンダー錠、デッドボルト錠、レバーハンドル錠、電子錠、スマートロックなど、用途に合わせて選ぶことが大切です。

 

鍵の後付け工事を依頼する際は、信頼できる業者選びが重要です。見積もりをしっかり確認し、工事内容や費用について納得してから依頼しましょう。

 

鍵の後付けに関して不明な点やご相談があれば、専門知識と豊富な経験を持つスターキーロックまでお問い合わせください。お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。

 

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