家の鍵を紛失した際には、慌てずに正しい行動を取ることが非常に重要です。鍵の紛失は、空き巣被害のリスクを増大させる可能性があります。
この記事では、鍵の紛失時の適切な対応策や空き巣被害を予防するための効果的な対処法について解説します。あなたが正しい行動をとることで自宅の安全が確保され、犯罪から身を守ることができます。
ぜひ参考にしてください。
家の鍵を紛失した際の正しい行動とは?
鍵を紛失した場合には焦らず、まずは落ち着きましょう。冷静になることで正確な判断ができるようになります。鍵を無くした時の正しい対処法について解説します。
1. まずは警察に「遺失届」を提出する
鍵を紛失した場合、まず警察に遺失届を出しましょう。特に鍵をなくした場所や時期が分からない場合には注意が必要です。紛失した鍵が悪意ある人の手に渡ると、盗難や不法侵入のリスクが高まります。
遺失届を出すことで、紛失した鍵が警察署に届いた場合に連絡を受け取ることができます。
遺失届の手続きはとても簡単で、10~20分ほどで済む場合がほとんどです。遺失届の提出を電話で受け付けている場合もありますので、最寄りの警察署に確認してみると良いでしょう。
集合住宅の鍵を紛失した場合は、大家さんや賃貸管理会社にも連絡する必要があります。
2. SNSで呼びかけず「自分で」探す
鍵をなくした時に、SNSなどを通じて不特定多数の人に鍵の紛失を伝えることは避けるべきです。個人情報の漏洩や防犯上のリスクが生じる可能性があります。家族や友人に相談しても良いですが、一般の人に協力を求めるのは控えましょう。
鍵を落とすとパニックになって「見落とし」が増えるので、深呼吸して冷静になってから、心当たりのある場所を探すと良いです。
バッグの中やポケット、車の中など、うっかり置き忘れが起こりやすい場所を重点的に探します。バッグは中身を全部出して、ポーチや収納ポケットの中も忘れずにチェックしてください。また、コートやズボンのポケットも見逃さずに確認します。
鍵を紛失する前に車を使用した場合には、車の中も忘れずに探しましょう。車の床やシートの下、灰皿やドリンクホルダーなど、さまざまな場所に鍵が落ちている可能性があります。
もし身の回りの場所で鍵が見つからない場合には、鍵を無くす前に立ち寄った場所を思い出して一つずつ確かめましょう。その日のスケジュール表を作成すると整理しやすくなります。
また、公共交通機関を利用したならば、忘れ物センターや問い合わせセンターに連絡してみることも有効です。一時的に保管されている可能性があります。
3. 鍵の交換をする
鍵が見つからない場合は、すぐに鍵の交換をおすすめします。鍵が警察に届けられたとしても、既にスペアキーが作られている可能性も否定できないため、交換した方が安心です。
実際、鍵を紛失した後に空き巣に入られるケースもゼロではありません。きちんと施錠されたドアでも侵入され、貴重品が盗まれることもあります。免許証や保険証などを一緒に落としてしまうと、その情報から住所が特定される可能性もあるため、防犯上のリスクがグンと高まりますので「交換」が必要です。
鍵業者に依頼することで、鍵がなくても「身分証」があれば鍵の交換をすることが可能です。交換作業は一般的に15分から30分ほどで完了し、ドアに傷がつくこともありません。さまざまな種類の鍵の中から、自宅のドアとの相性を考慮しながら適切な鍵を選んでくれます。
注意点として賃貸物件にお住まいの場合は、大家さんや賃貸管理会社の承諾を得る必要があることが挙げられます。勝手に交換することはできないので、必ず事前に連絡を入れて許可を得るようにしましょう。
鍵を紛失するということは誰にでも起こりうることです。しかし、落とした鍵が悪意ある第三者の手に渡ってしまう可能性も考えられるため、できるだけ早めに鍵交換をすることが望ましいでしょう。
【注意】鍵をなくしたときにやってはいけないこと
外出先で鍵を落として、「鍵をなくして家に入れない・・・」と焦ってしまうことはよくありますが、その際には以下の2点に注意しましょう。
自力で開けようとしない
無理やり自分で開けようとするのは控えた方がいいです。ネット上で紹介されている「ピッキング」で一般の方が解錠することはとても難しく、リスクが多くあります。
不慣れな方が鍵穴に異物を挿入すると、内部の重要な部品である「タンブラー」や「ピン」が損傷し、正常な動作ができなくなる可能性があります。その結果、正しい鍵でも解錠や施錠ができなくなり、最終的には鍵全体を交換しなければなりません。
このような内部の異常が起こると、修理や鍵交換による追加の費用や手間がかかるケースもありますので、無理に行うことはやめましょう。
SNSで鍵紛失の事実を発信しない
鍵を探す際には、SNSを利用した「協力依頼」は避けてください。自分の個人情報が特定される画像や位置情報を投稿したり、「鍵をなくした」と発信したりすることは、防犯上のリスクが伴います。
いないとは思いますが、協力を装って個人情報を詐取しようとする人物が現れる可能性も否定できません。
鍵をなくして困っている場合に家族や友人に協力を依頼することは良いですが、知り合いではない不特定多数の人々に助けを求めることは避けるべきです。自分自身の安全のために、プライバシーを守る意識を持ちましょう。
合鍵の作成だけではリスクが残る
鍵屋に依頼して開錠とスペアキーを作成することで問題が解決すると思われがちですが、防犯の観点から見て、それだけではリスクが残ると言わざるを得ません。
その理由について解説します。
実は盗まれた可能性
鍵を落としたり置き忘れたりしたと思っていても、実は盗まれていた可能性も考えられます。特に元交際相手などとのトラブルがあった後に鍵がなくなっていた場合は、自分が気づかないうちに盗まれている可能性があります。念のため早めに鍵を交換することをおすすめします。
鍵の紛失を目撃された可能性
もし鍵を本当にどこかで紛失したとしても、その状況で誰かが目撃していた可能性があります。開錠した後にスペアキーだけを作成して普段通りの生活を送ると、悪意のある誰かがいつ家に侵入してくるか分かりません。
大切な家族や自宅を守るためにも、鍵を紛失した場合は開錠後に必ず鍵を交換するようにしましょう。そうすることで、不測の事態から家を守ることができます。
今後、鍵を紛失しないためにできること
鍵を紛失しないためには、以下のような対処法があります。普段から鍵の紛失対策を行っておくことが重要です。
鍵紛失防止グッズを使う
最近では鍵紛失を防ぐための便利なグッズが販売されています。
一例を挙げると、
- ・音のなるキーホルダー
- ・リールホルダー
- ・鍵紛失防止タグ
などがあります。
これらのグッズを使用することで、鍵を紛失した際に気づきやすくなったり、鍵を落としにくくなったりするメリットがあります。特に、鈴など音を発するキーホルダーやリールホルダーはリーズナブルな価格で手に入りますので、試してみてください。
本格的な対策を希望する方には、紛失防止タグをおすすめです。これらのタグにはGPS機能やBluetooth機能が搭載されており、落とした場所を記録して紛失を知らせてくれます。
これらの鍵紛失防止グッズを取り入れることで、鍵の紛失を効果的に防ぐことが可能です。
キーレス錠に交換する
鍵をよく紛失する方は、キーレス錠への交換も検討してみてはいかがでしょうか。キーレス錠とは、施解錠に鍵を使用せず、スマートフォンや指紋、暗証番号などを利用して解錠する鍵のことです。
暗証番号式のキーレス錠は、スマートフォンやICカードの紛失の心配がなく、指紋認証よりも認識エラーが少ないため、一般家庭の玄関に多く設置されています。キーレス錠を導入することで、鍵の紛失を心配することなく便利に施解錠が行えます。
家の鍵を紛失した時の正しい行動とは?空き巣被害に遭わないための対処法について解説【まとめ】
鍵の紛失時の対処法や犯罪予防策についてご紹介しました。
毎回同じ場所に鍵を置くようにしたり、鍵に鈴など音が鳴るものをつけたりしておけば、鍵の紛失リスクを大幅に減らすことができます。さらに、鍵の代わりに電子錠を導入することで、紛失する心配すらなくすことが可能です。
しかし、いくら注意していても鍵をなくすことは誰にでも起こり得ることです。鍵を紛失した際には焦らず、今回の記事を参考にしながら冷静に対処しましょう。
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