旅行中にキャリーケースが開かなくなるトラブルに遭遇したことはありませんか?旅先で貴重品や必需品が取り出せないという状況は、誰にとっても焦ってパニックになるほどの災難ですよね。
この記事ではキャリーケースの開け方を詳しく解説すると共に、旅先でのトラブル対応や対処にかかる費用相場についても詳しく解説します。安心して旅行を楽しむために、必ず知っておくべき情報ですので、ぜひ参考にしてください。
【キャリーケースのタイプ別】鍵の開け方
キャリーケースの鍵トラブルに直面した際には、慌てず冷静に対処することが重要です。それぞれのタイプに合った適切な解決策について解説します。
ジッパータイプの開け方
ジッパータイプのキャリーケースを開ける方法には、以下の対処法があります。
壊して開ける方法
ジッパーの取っ手部分をニッパーやハサミで切断してキャリーケースを開ける方法です。この方法はすぐに解錠できるというメリットはありますが、破壊した部分の修理が必要になるので、期間やコストがかかります。
ボールペンを使って開ける方法
ジッパータイプのキャリーケースは、ボールペンを使用して比較的簡単に開けることができます。ジッパーの噛み合わせている間のどこからでも、ボールペンの先を使ってこじ開けることができます。
逆に言えば、ジッパータイプのキャリーケースは、ボールペン一本で容易に開けられてしまうのです。したがって南京錠でジッパーの取っ手を閉めていても第三者によって、容易に開けられるリスクがあります。ジッパータイプを使う際には十分なセキュリティ対策を講じることが必要です。
ダイヤルタイプでの開け方
ダイヤルタイプのキャリーケースの開け方には、以下の方法があります。
暗証番号を忘れた場合
設定したことのある番号を試してみましょう。例えば、自分がよく使う記念日や誕生日などの番号を試してみてください。時間と根気を要する作業ですが、1桁ずつ番号を合わせていって解錠する方法もあります。
キャリーケースにリセットスイッチがある場合には、番号をリセットできる場合もあります。キャリーケースの取扱説明書に詳しく記載されているので、そちらも確認してみてください。
南京錠でロックされている場合
ツルを上に引きながらダイヤルを合わせていくと、正しい番号にヒットした瞬間に緩んで鍵を開けることができる場合があります。しかしこれは初心者の方には難しいかもしれません。
ワイヤーカッターを使用して南京錠のワイヤーを切断すれば解錠することもできますが、鍵が壊れてしまうので旅行中は困りますよね。そんな時は鍵業者に相談すると良いでしょう。スピーディーに対応してくれるので、トラブル後も安心して旅行を続けられます。
シリンダータイプの開け方
シリンダータイプの鍵トラブルに対する対処法は以下の通りです。
鍵をなくした・壊した場合
メーカーに直接連絡し、正規品のスペアキーを頼みましょう。ただし、手続きに時間がかかる場合もあるため、時間に余裕がある場合に限られます。また、メーカーによってはスペアキーの提供サービスがない場合もあるため確認が必要です。
空港のリペアショップや鍵業者に依頼してスペアキーを作成することもできます。鍵業者であれば出張サービスがあるので現地まで駆けつけてくれ、スムーズに問題を解決してくれるでしょう。
鍵が回らない場合
鍵が回らない場合、鍵穴にゴミが詰まっている可能性があるので、エアダスターなどを使ってゴミやホコリを吹き飛ばしてみましょう。
鍵穴専用の潤滑油を使用するか、2B~6Bの濃いめの鉛筆を鍵のギザギザ部分に塗り込んで回してみてください。注意したい点として、市販の潤滑剤(クレ556など)やシリコンスプレーは故障の原因になりますので、鍵穴には使用しないことが挙げられます。
どうしても開かない場合は無理せず、鍵業者に修理を依頼しましょう。
鍵が折れた場合の対処法
鍵が途中で折れてしまった場合、ペンチなどを使って鍵が抜けそうであれば慎重に抜いてみましょう。(マイナスドライバーを使用して抜く方法もありますが、鍵穴を傷つける可能性があるため注意して行ってください。)
鍵穴の中を傷つける恐れがある場合や抜けない場合は、鍵業者に修理を依頼することをおすすめします。
キャリーケースのTSAロックの開け方
TASロックのついた特殊な鍵はどのようにして開ければよいのでしょうか。タイプごとに見ていきましょう。
1.シリンダー式TSAロックの開け方
シリンダー式のTSAロックの開け方は以下の手順で行います。
- 1.針金を用意する。(ヘアピンがお勧めです)
- 2.針金Aを曲げて先端から4〜5cmで90度に曲げる。
- 3.針金Aを使って鍵穴の下部にあるピンを下へ押し下げ、回す方向に少し力を加える。
- 4.針金Bを使用して、鍵穴の上部にあるピンを手前から一つずつ上へ押し上げる。
- 5.針金Bを使って一番奥の上部ピンまで上げたら、鍵を回してロックを解除する。
ピッキングと呼ばれるこの開け方にはかなりの技術と経験が必要なので、初心者の方が簡単にできるものではありません。自分で無理に解錠しようとすると鍵穴が故障してしまう可能性もあるので、鍵業者に依頼すると良いでしょう。
2.ダイヤル式TSAロックの開け方
ダイヤル式のTSAロックの開け方は以下の手順で行います。
- 1.3つのダイヤルの凹みを同じ位置に合わせる。
- 2.3つのダイヤルを順番に1つずつ動かし、解錠ボタンを押して開くか確認する。
- 3.開かない場合は3つのダイヤルをさらに1つずつ動かして解錠ボタンを押してみる。
かなり手間はかかりますが、以上の内容をダイヤルが1周するまで根気強く全パターンを試す必要があります。鍵業者に頼む場合でも、プロは全ての数字を試すことで暗証番号を見つけるのです。
自分で行うのが難しい場合には、鍵業者に依頼してみましょう。確実でスピーディに鍵トラブルを解決してくれます。
鍵の業者に依頼するメリットと費用相場
鍵トラブルの解決のために鍵業者へ依頼するメリットは何でしょうか。実際に依頼する際の注意点や費用相場について解説します。
鍵業者に鍵開けを依頼するメリット
キャリーケースの鍵が開かない場合、早く確実に解決するためには鍵のプロに相談するのが良いでしょう。
鍵業者に鍵開けを依頼するメリットは次の通りです。
- ・迅速かつ確実な対応が期待できる
- ・24時間いつでも対応可能
- ・出張対応が可能
ただし便利なサービスであるがゆえに、鍵業者の料金は「ホームセンター」や「鍵メーカー」と比較すると、やや高めです。業者によっても費用が異なるので、一般的な相場を把握した上で比較検討して選びましょう。
依頼する際の費用例
キャリーケースの鍵トラブルを依頼した際の費用は下表の通りです。
トラブル | 値段 |
鍵開け | 8,800円~ |
鍵修理 | 7,700円~ |
鍵作成 | 8,800円~ |
鍵交換 | 7,700円~ |
出典:カギ110番
【まとめ】
キャリーケースの鍵が開かない場合には無理に開けようとせず、正しく対処するようにしましょう。
どうしても自力で解決したい場合には、暗証番号を見つけるまで試したりピッキングをしたりすることは可能です。しかし、これらの方法は専門的な知識や技術が必要ですので、初心者が容易にできる方法でないといっても過言ではありません。
まずは空港のリペアショップや鍵メーカー、販売店などに相談してみることをおすすめします。専門の技術者が対処法を提案してくれるので安心して任せられるでしょう。
もし急ぎで開けたいという場合には、鍵業者に依頼することも検討してみてください。24時間365日駆けつけ対応可能な「スターキーロック」なら、見積無料で相談を受けつけています。
重要なポイントは「慌てず冷静に対処すること」です。楽しい旅行のひと時を台無しにしないためにも、鍵のプロに依頼して鍵トラブルは早めに解決してもらいましょう。