玄関ドアを開ける際、荷物で手がふさがっていたり、急いでいるのになかなか鍵が入らなくて困った経験はありませんか。大量の買い物を抱えているときは両手がふさがり、小さな子供を抱っこしていたりベビーカーを押していると、鍵を出すのが大変ですよね。

 

そんな時に便利なのが「電子キー」です。特にリクシルの電子キーは、リモコンやカードをかざすだけで開閉できる機能を備えています。この記事では、リクシルの電子キーの特徴や種類、電子キーのメリットやデメリットなどを詳しく解説します。

ぜひ参考にしてください。

 

そもそも電子キーとは?

電子キーとは、ボタン操作などで簡単に施錠・解錠ができるシステムで、従来の鍵穴がない点が特徴です。玄関ドアの電子キーは、自動車のキーシステムをイメージするとわかりやすいでしょう。

 

自動車では既にほとんどの車がキーレス化しており、鍵を差し込んでの施錠・解錠が少なくなっています。このような自動車のキーシステムが、住宅の玄関ドアにも導入され始めており、操作が簡単で便利であるという点が最大の魅力です。

 

玄関ドアに電子キーを導入するメリットやデメリット

玄関ドアに電子キーを取り付けるメリット、デメリットをそれぞれ解説します。

 

玄関ドアに電子キーを導入するメリット

電子キーは、ピッキングやサムターン回しの防止に効果があるため、高いセキュリティを確保できます。また、物理的な鍵が不要になるため、鍵を盗まれたり紛失したりするリスクもなくなります。

 

さらに、電子キーは解錠権限を付与した人しかドアを解錠できないため、防犯対策にも効果的です。遠隔操作で施錠・解錠が可能なタイプもあり、鍵を忘れた際や急な来客にも対応できます。

 

オートロック機能も備えており、鍵の閉め忘れによるリスクも軽減可能です。入退室の記録が残せるので、管理者が誰が何時に出入りしたかを把握できます。

 

玄関ドアに電子キーを導入するデメリット

電子キーを導入するデメリットとしては、導入時にコストがかかることです。この導入費用には、初期費用(製品の購入や設置にかかる費用)、ランニングコスト(システムの利用料金やメンテナンス費用)、そして撤去費用(取り外し費用や建物の原状回復費用)が含まれます。

 

これらの費用は製品やサービスによって異なり、場合によっては20万円以上の初期工事費用が必要な場合もあります。また、撤去費用は取り外し不要な製品では発生しないこともあります。したがって、電子キーを導入する際は、これらの費用を事前に確認し、利用目的とコストに見合った製品やサービスを選択することが重要です。

 

リクシルの電子キーにはどんなものがある?

荷物で手がふさがっていたり、暗い夜間に特に便利なのが電気錠です。リクシルの電子キーには、様々なラインナップがあります。

 

  • ・FamiLock(ファミロック)
  • ・タッチキー
  • ・カザスプラス
  • ・システムキー

 

順に解説します。

 

【リクシルの電子キー】FamiLock(ファミロック)

FamiLock(ファミロック)は、従来のキータイプに加えて、施解錠履歴を確認できる専用アプリ("My Entrance")を提供しています。このアプリを使用することで、子どもが家を出る際に施錠したかどうかを確認できます。

 

また、怪しい解錠情報があればすぐにメールで通知してくれる設定もできるから安心です。通信方式はBluetoothで、日本のおサイフケータイ非対応のiOS端末でも利用できます。バッグやポケットに入れたまま、ドアハンドルのボタンをタッチするだけで施解錠できる点も非常に便利です。

 

【リクシルの電子キー】タッチキー

タッチキーとは、リモコンキーと同じ機能を持ちながら、タッチタイプの選択肢しかないシステムキーの機能限定版です。電源が電池式であるため、停電などの場合でも心配ありません。

 

タッチキーを選ぶ理由として、ボタンを押すことで施錠の確認ができるという点を挙げる人もいます。電気錠の利便性を活かしつつ、しっかりと管理したい人には、タッチキーが向いているかもしれません。

 

【リクシルの電子キー】カザスプラス

カザスプラスは、カードやおサイフケータイを鍵として使用できる電気錠です。施開錠は、ドアハンドルのボタンを押してリーダーを起動し、登録済みのカードなどをかざします。

 

カードの最大登録数は20枚で、おサイフケータイ搭載端末も登録可能です。端末に関しては楽天Edyアプリのダウンロードが必要となります。カードを紛失しても無効化が容易なため、気負うことなく電気錠を利用したい初心者におすすめの製品です。

 

【リクシルの電子キー】システムキー

システムキーとは、エントリーシステムの最上位機種です。オプションとしてドアホンやシークレットスイッチ用のパネルも用意されています。電池切れの際にはLEDが点滅して知らせてくれますし、密着認証モードを利用すれば電池切れでも解錠可能です。安心感を求める場合は、システムキーを選ぶと良いでしょう。

 

リクシル電気キーに共通している性能

リクシルの電気錠に共通している特徴は以下の4つです。

  • ・アナログキー
  • ・自動施錠機能・かけ忘れ防止機能
  • ・セキュリティサムターン
  • ・不正解錠防止機能

 

詳しく解説します。

 

アナログキー

リクシルの電気キーは、どの認証システムを選んだ場合でもアナログキーが付属しています。これは、車の「メカニカルキー」に相当する鍵です。

 

シリンダーに関しては、オプションで選択できることもありますが、一般的には美和ロックのDN(PS)シリンダーが使用されています。これはディンプルキーで、CP認証を受けている高いセキュリティを持つシリンダーです。

 

自動施錠機能・かけ忘れ防止機能

オートロック機能は便利な一方、締め出しのリスクも増えることがあります。そのため、リクシルのドアではユーザーがオートロック機能の有無を選択することが可能です。

 

また、鍵を開けたにも関わらずドアが開かなかった場合は、自動的にかけ忘れ防止機能が作動するようになっており、鍵がずっと開いた状態にならないように工夫されています。

 

セキュリティサムターン

リクシルの電気キーにはセキュリティサムターンが備わっています。不正な解錠を防止するための仕組みで、特定の方法で操作しないと解錠されないようになっています。

 

不正解錠防止機能

リクシルの電気キーには、不正な解錠を防止するための機能が備わっています。特定の手順を踏まないと解錠されないよう設計されているため、安全性が高いです。リクシルの電気キーには共通して備わっています。

 

YKKとリクシルの電子キーの違い

YKKとリクシルの電子キーは、どちらもポケットやバッグに入れたままボタンを押すことで玄関ドアの開閉が可能です。リクシルのリモコンキーは、手動キーと併用できるS型ハンドル以外のハンドルで利用でき、楽天Edyカードやおサイフケータイとも併用可能です。

 

一方、YKKのポケットKeyやピタットKeyは、手動キーとの併用はできませんが、リモコンやカード、シールキー、楽天Edyカード、おサイフケータイを使用することができます。双方ともハンドルには鍵穴が隠れているため、ピッキング防止に効果があります。

 

まとめ

リクシルの電子キーには、FamiLockやタッチキー、カザスプラスといった様々な種類があります。どれも玄関ドアを簡単に開閉できるシステムとなっているため、導入することで鍵の開け閉めの際に感じるストレスを大幅に減らせます。

 

お子様やご高齢の方でも使いやすい設計なので、誰でも簡単に利用可能です。玄関ドアの鍵として電子キーを検討しているなら、スターキーロックにご相談ください。

 

スターキーロックでは電子キーへの交換のご相談も承っております。お見積もりは無料です。気軽にお問い合わせください。

 

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