玄関は住宅の最も重要な出入り口であり、防犯対策の中でも特に重要なポイントです。しかし、メインキーのみでは防犯性に限界があります。そこで検討したいのが複数の鍵を取り付ける方法です。

 

世界的にはワンドア・ツーロックが主流ですが、日本ではまだあまり普及していないのが現状です。今回は大切な家族や財産を守るために知っておきたい「補助錠」について解説します。ぜひ参考にしてください。

 

補助錠とは?

既存の玄関の鍵に加えて追加で取り付ける、防犯性を高めるための補助的な鍵のことを指します。主な目的は、侵入者が鍵を解錠するのに時間と手間がかかるようにすることで、セキュリティを向上させることです。

 

取り付け方法や難易度は製品によって異なります。簡易的な補助錠はドライバーや工具を使用して比較的簡単に取り付けられますが、不安な方は業者に依頼すると良いでしょう。

 

補助錠は、防犯性能や取り付けの難易度、利便性や予算などを考慮した上で選びましょう。

 

補助錠の防犯効果

補助錠を取り付けることで防犯効果を向上させることが可能です。鍵が二つ以上あることで空き巣犯は開けるための時間がかかるため、侵入を諦めやすくなります。

 

さらに補助錠が外側から見える場合、侵入者は「この家は侵入に手間がかかりそう」と感じるので、被害を未然に防ぐことができるのです。

 

玄関に鍵を追加で後付けする具体的なメリットとは?

玄関の鍵を追加で後付けするメリットは3つあります。

 

  1. 1.防犯性の向上
  2. 2.利便性の向上
  3. 3.徘徊防止

 

詳しく見ていきましょう。

 

1.防犯性の強化

玄関に追加の鍵を取り付けることで不正侵入や空き巣被害を未然に防ぎ、家の防犯性向上が期待できます。大切な家族や財産を守るための重要な「防犯性の強化」につながるでしょう。

 

2.利便性の向上

玄関に後付けできる鍵は利便性を向上できます。例えば、オートロックの鍵を取り付けることで、鍵を挿さずにドアを自動的に施錠することが可能です。

 

これにより鍵を持ち歩く手間やドアを施錠し忘れるリスクを軽減し、快適でスムーズな出入りが実現します。

 

3.老人や子どもの徘徊防止

家族の安全を考える上でも、玄関に鍵を追加で後付けすることは大きなメリットだと言えます。特に認知症や幼児のいる家庭では、徘徊のリスクを軽減するために補助錠を取り付けるのは有効な方法です。

 

補助錠を取り付けることで、外出時や就寝時も安心して過ごすことができるようになります。

 

玄関の鍵を追加で後付けするときの注意点

玄関の鍵を追加で後付けする際には、いくつか注意すべき点があります。不注意によって玄関が一時的に使えなくなる可能性もあるため、慎重に対処しましょう。

 

賃貸住宅の場合は許可を得る

賃貸住宅にお住まいの場合、大家さんや管理会社の許可を得る必要があります。ドアを含めた建物すべては大家さんの持ち物です。鍵においても勝手に変更することは基本的に許されません。

 

事前に大家さんや管理会社に相談して許可を得ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

 

専門家への相談や施工依頼をする

鍵の取り付けは専門知識と技術が必要な作業です。誤った取り付けによるトラブルを避けるためにも専門家への相談や施工依頼を検討しましょう。鍵のプロフェッショナルが適切な取り付けを行うことで、安全かつ確実なセキュリティが得られます。

 

自分で取り付けを行った場合、ドアに不具合が生じてもメーカーからのサポートを受けられなくなるリスクもありますので、不安がある場合には業者にお願いするのが良いでしょう。

 

【注意】引き戸には引き戸専用の鍵を使う

引き戸の玄関ドアは開閉方向が横になるため、通常のドアに使用される鍵とは異なります。引き戸専用の鍵は文字通り「引き戸の構造」に適応しているので、引き戸への補助錠を検討している場合には、こちらのタイプを選ぶようにしましょう。

 

引き戸の玄関でも空き巣のリスクは一般的な玄関ドアと同じですので、安全を確保するためには、ドアに合った適切な鍵を選び正確に取り付けることがなにより大切です。

 

引き戸に後付けできる鍵の種類

引き戸に後付けできる鍵の種類にはどんなものがあるのでしょうか。詳しく解説します。

 

簡易的な補助鍵

簡易的な補助鍵は、引き戸に穴を開けずに簡単に取り付けることができます。しかし、この簡易的な補助鍵は防犯性があまり高くないため、メインの玄関鍵として使用するには適していません。

 

鎌錠

鎌錠は、デッドボルトが鎌のような形状をしている鍵です。鍵穴が付いているタイプの鎌錠は、扉に穴を開ける必要があるため取り付けの難易度は高くなります。

 

一方、鍵穴のないタイプの鎌錠はドライバーだけを使用して鍵とストライクを取り付けることができるので、取り付けの難易度は低いです。

 

キーレス錠

キーレス錠は、鍵の代わりに暗証番号を使用して引き戸の施錠と開錠を行うタイプの鍵です。デッドボルトは鎌のような形をしています。

 

キーレス錠を使用することで鍵を持ち歩く必要がなくなり、日常の生活がより便利になります。また、ピッキングなどの鍵を開ける技術による不正な侵入の心配もありません。

 

ただし、キーレス錠の本体を取り付けるためにはドア工事が必要となるため、取り付けの難易度は高くなります。

 

召し合わせ錠

召し合わせ錠は引き違い戸の真ん中に取り付けられ、扉を固定して動かないようにするための錠です。片方の扉に鎌型のデッドボルトがあり、もう片方の扉にはストライクが設置されています。

 

召し合わせ錠を取り付けるには扉に穴を開ける必要がありますので、後付けの難易度は比較的高いでしょう。

 

南京錠

南京錠の取り付けは、ドライバーで穴を開けるだけで簡単に後付けができます。しかし、片方からしか鍵を操作できないので便利さに欠けます。そのため、玄関に取り付けるのはあまりおすすめできません。

 

【まとめ】

玄関の補助錠を後付けすることで、防犯性を向上させることができます。高性能なメインキーだけではピッキングなどの技術を持った空き巣によって突破される可能性があるからです。補助錠を追加すると、単純に解錠しなければならない鍵が増えるので空き巣犯が侵入することが困難になります。

 

後付けの補助錠には様々な種類があり、ドアに穴を開ける必要がある鍵もあるため、賃貸の場合は管理会社や大家さんの許可を得ることが必要です。許可を得ずに設置するとトラブルになる可能性があるため、注意しましょう。

 

補助錠の設置によって、大切な自宅や家族、財産を守るセキュリティを強化することができます。さらに操作性や利便性も考慮して補助錠を選ぶことも重要です。自宅に適した補助錠を選んで、安心で快適な暮らしを実現しましょう。

 

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