鍵のトラブルが起こった時、少しでも安く済ませたいと考える方は多いかと思います。しかし安易に価格だけを見て業者に依頼するのはとても危険です。
安く済まそうと考えていたのに、かえって高額になってしまうケースも少なくありません。依頼する際には費用相場を事前に把握し、優良業者の基準を理解することで、失敗を回避することが可能です。
今回の記事では、鍵開けの業者を選ぶコツと失敗しないポイントをご紹介いたします。
安い業者を探すために・・・
鍵開けを業者に頼む際、まず費用や依頼方法について理解しておく必要があります。
一つずつ見ていきましょう。
鍵開けの相場
鍵開け業者に依頼する際の費用相場は以下の通りです。
- ・玄関：約8,000～20,000円
- ・車・バイク：約8,000～20,000円
- ・金庫：約8,000～50,000円
- ロッカー：約5,000～12,000円
作業料とは別に「出張費」などが発生することもあります。
出張費は約3,000～5,000円程度が一般的です。
鍵開けにかかる時間
鍵開け業者の作業時間は、一般的に30分～1時間程度です。
鍵の複雑さによっては1時間を超える場合もありますので余裕をもって依頼すると良いでしょう。
※時間がかかったとしても、ほとんどの場合は当日中に作業が終わる場合がほとんどです。
鍵開けの依頼する手順
基本的な手順は以下の通りです。
- 1.鍵開け業者に連絡します。
- 2.業者のスタッフが現地に到着します。
- 3.スタッフが作業の見積もりを行います。
- 4.見積もり内容に依頼者が納得した場合、作業を開始します。
- 5.鍵が開いたことを確認し、費用を支払います。
もし、鍵開けと同時に鍵交換などの作業も依頼する場合は、電話で事前に伝えると良いでしょう。
鍵交換の作業には鍵開けとは異なる道具が必要になるため、業者が現地に向かう前に伝えておくことでスムーズに対応してもらうことができます。
相見積りをする
鍵開け業者に依頼する際には、具体的な作業内容と費用が明示された見積もりを事前に取ることができますので、必ず見積もりを依頼しましょう。
そして必ず何社かに見積もりを取って「相見積もり」を行ってください。
そうすることで、失敗しない鍵業者を選ぶことができます。
ここで気を付けたいのが、一部の業者では見積もりが有料の場合もあるという点です。
したがって相見積もりを行う場合は、無料で見積もりを提供している業者を選ぶと良いでしょう。
また、見積もりを取る前に「キャンセル料」の有無も確認しておく必要があります。
一部の業者では、現地での正式見積もり後にキャンセルをすると、キャンセル料が発生する場合があるのです。
鍵トラブルの費用を節約するためには、見積もりやキャンセル時の料金について、電話で事前にしっかりと質問して確認しなければいけませんね。
ぼったくり鍵開け業者に騙されない
安い鍵屋さんを探す際のポイントとして、インターネット上の口コミだけでなく「出張料」に注目して比較することが重要です。
実際、ウェブサイトに表示されている作業の基本料金が非常に安く見える鍵屋さんでも、ほとんどの場合、出張料やキャンセル料が別途請求されることがあります。
困っている状況では判断力が鈍るため、安くて迅速に対応してくれる鍵屋さんを選ぶことが最善と思いがちですが、冷静に見直すと実際にはホームページに出張料やキャンセル料が記載されていることもあります。
現場見積もりで意外に高額になることもあり、驚いてキャンセルを申し出ると「では出張料とキャンセル料を合わせて〇〇円になります」と言われ、高額な請求を受けることになったケースもあるので注意しなければなりません。
防止策は？
ぼったくり業者に遭遇しないためには、事前に出張料や見積り料、キャンセル料について電話で確認することが重要です。
さらに、業者によっては特定の時間帯に追加料金が発生することもあるため、注意が必要です。
もし時間に余裕がある場合は複数の業者から見積りを取り、「相見積り」を行うことで費用や作業内容を比較し、安心して依頼できる業者を選ぶことができます。
また、必ず作業の前には見積り書をもらうようにしましょう。
無断で作業を始めようとする業者も残念ながら存在します。
彼らは早くトラブルを解決しようという意図があるのかもしれませんが、本来であれば依頼主が見積もり書に納得したあとに作業が開始されるべきです。
見積り金額は請求金額と一致しているのが正解
一般的には見積り書に記載されている金額と請求金額は一致します。
もし作業の過程で見積り書と異なる金額になる場合は、事前にその旨を依頼主に説明し、了承を得る必要があるため、知らない間に金額が異なる、という事態は本来ありえないのです。
信頼できる業者は予期せぬ追加費用が発生する場合には、事前に依頼主と十分なコミュニケーションを取り、合意を得るよう努めるはずなので、それがない業者は「悪徳業者」だと断言されても仕方ないでしょう。
鍵開け業者を選ぶ際のポイント
鍵開け業者を選ぶ際の重要なポイントについて解説していきます。
信頼性や料金の適正性など安心して依頼できる業者を見つけるために必要な情報をご紹介します。
依頼したい地域に対応しているか
鍵開け業者を利用する際には、対応エリアを事前に確認しましょう。
全国対応している業者もありますが、一部の業者は地域を限定してサービスを提供している場合もあります。
また自分のお住いの地域でない地区の鍵業者に依頼すると、高額な出張料がかかる場合がありますので注意が必要です。
出張料とキャンセル料を確認
鍵開け業者を利用する際に忘れてはならないのは出張料とキャンセル料です。
出張料は業者が現場に移動するために発生する費用で、作業料に出張料が含まれているケースも多いのですが、別途請求されることもありますので注意しましょう。
キャンセル料は鍵開け業者が到着する前に鍵が見つかった場合など、キャンセルする必要がある際に発生する費用です。
これは各業者の公式サイトで確認できるので、よく見てみましょう。
わからない点は電話した際にしっかり確認することで、トラブルに巻き込まれるのを避けることができます。
アフタフォロー
アフターフォローを提供しているかどうかも確認すると良いでしょう。
アフターフォローがある場合、作業後に何らかの問題が発生した場合でも、無料で修理や点検をしてくれます。
逆に、アフターフォローがない場合、問題が生じた際には再度正規の料金を支払う必要があります。
悪質な業者の中には繰り返し修理や点検を行い、不当な料金を請求するケースもあります。
アフターフォローがない場合、リスクが高まるためフォローしてもらえる業者を選ぶと安心です。
口コミや評判
優良な鍵業者を選ぶためには、利用者の口コミや評判を確認することも重要です。
評判が極端に悪い業者は悪質な可能性が高いため、避けた方が良いでしょう。
一方で、良い評判と悪い評判がバランスよく存在する業者は信頼性があると言えます。
口コミを見る際には、内容をしっかりと確認することも重要です。
口コミにはリアルな声が含まれている場合もありますので、とても参考になります。
特に業者の対応面については、口コミでしかわからないこともあるため、注意深くチェックしてみるのも一つの目安になるでしょう。
【まとめ】
今回は、鍵業者の選び方や注意点について説明しました。
鍵開け業者に依頼すれば、ほとんどの鍵の開錠を依頼することができますので、基本的には依頼するのがおすすめです。
鍵業者の費用相場は鍵の種類によって異なりますが、簡単な鍵なら5,000円から対応してもらうことができます。
もし「少しでも料金を抑えたい」「悪質な業者を避けたい」という場合は、相見積りを行ってみることをおすすめします。
3社以上に見積りを依頼すると、おおよその相場を把握することができます。
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