玄関に手軽に鍵を置いておくのが便利だと思っている人も多いですが、実はそれ、危険な習慣だと言えます。鍵を適切に収納しないと、紛失や盗難のリスクが高まります。鍵の置き場所選びは日常生活に大きな影響を及ぼすため、しっかりと検討する必要があります。

 

この記事では、鍵の最適な保管場所と収納方法についてを鍵業者の視点から解説します。ぜひ参考にしてください。

 

玄関に鍵を置いてはいけない理由

多くの人が玄関先に鍵を置いておく習慣があります。ですが結論、玄関に鍵を置くことは避けた方が良いです。

 

その理由は3つあります。

  • ・鍵の紛失リスクが高い
  • ・犯罪のターゲットになりやすい
  • ・防犯面でも問題がある

 

外出時に持ち歩くものなので、玄関に置いておくのは確かに手軽で便利ですが、実は大変危険な行為なのです。順に解説していきます。

 

鍵の紛失リスクが高い

玄関先に鍵を放置しておくと、家族や訪問者が誤って持ち出してしまう可能性があります。また、外出時に鍵を忘れて出かけてしまうこともあるでしょう。鍵を紛失すると、新しい鍵の作成や錠前の交換が必要になり、大変な出費と手間がかかります。玄関に鍵を置いておくと、鍵の管理が甘くなりがちです。

 

犯罪のターゲットになりやすい

玄関先に鍵が置いてあるのは、泥棒にとっては格好の標的となります。鍵を簡単に手に入れられる環境では、狙われる確率が高くなります。ドアの施錠を忘れがちになったり、鍵を紛失するリスクも高まるため、犯罪の被害にあう危険性が高くなるのです。

 

防犯面でも問題がある

玄関先の鍵の管理が甘いと、不審者の侵入を招きかねません。鍵を適切に保管しておかないと、家族の安全が脅かされる可能性があります。防犯面から見ても、玄関に鍵を放置しておくのは避けるべき習慣だと言えるでしょう。

 

鍵の最適な収納場所

では、鍵はどこに保管するのが適切なのでしょうか。鍵の最適な収納場所は以下の通りです。

 

  • ・鍵掛けフックなどの専用収納
  • ・キャビネットやクローゼットなどの収納家具
  • ・金庫やセーフティボックスの活用

 

鍵業者の視点からおすすめの収納場所をご紹介します。

 

鍵掛けフックなどの専用収納

玄関ホールや玄関収納庫、キッチンの壁などに設置できる鍵掛けフックが便利です。見つけやすく、手に取りやすい位置に設置するのがポイントです。鍵を専用の収納場所に保管することで、紛失のリスクを大幅に下げられます。また、外出時にも忘れにくくなるでしょう。

 

 キャビネットやクローゼットなどの収納家具

キャビネットやクローゼットなどの収納家具の中に鍵を保管するのも良い方法です。目につきにくい場所に収納することで、盗難のリスクを抑えられます。ただし、家族全員が鍵の場所を把握しておく必要があります。緊急時に素早く鍵を取り出せるよう、場所の共有は重要です。

 

金庫やセーフティボックスの活用

特に価値の高い鍵は、金庫やセーフティボックスに保管するのがベストです。鍵の紛失や盗難を完全に防ぐことができます。ただし、金庫の設置スペースが必要になるため、住宅事情によっては適さない可能性もあります。状況に合わせて、最適な収納方法を検討しましょう。

 

空き巣に見つけられにくい鍵の置き場所

犯罪者の目につきにくい場所に鍵を隠しておくことで、鍵の盗難リスクを大幅に下げることができます。これまでご紹介した収納場所に加えて、以下のような方法もおすすめです。

 

  • ・玄関から離れた場所
  • ・信頼できる人に預ける
  • ・キーボックスを活用する
  • ・ダミーの鍵を用意する
  • ・土に埋める

 

順に解説します。

 

玄関から離れた場所

玄関周りよりも、家の奥まった場所に鍵を隠すのがよいでしょう。寝室やクローゼットの奥、リビングの奥棚など、目につきにくい場所が好ましいです。泥棒が最初に狙うのは玄関周りなので、それ以外の場所に隠しておくと効果的です。ただし、家族全員が鍵の場所を把握しておき、緊急時に素早く取り出せるよう配慮が必要です。

 

信頼できる人に預ける

 家族や親しい知人に、鍵を預けるのも選択肢の一つです。緊急時に素早く鍵を取り出せるよう、預ける場所を共有しておくことが重要です。ただし、預ける相手の信頼性を慎重に確認する必要がありますね。

 

キーボックスを活用する

外部に設置できるキーボックスを使えば、鍵を安全に保管しつつ、必要に応じて素早く取り出せます。ボックスの設置場所は玄関周りではなく、目につきにくい箇所がよいでしょう。ただし、ボックスの設置場所も慎重に検討する必要があります。

 

ダミーの鍵を用意する

本物の鍵とは別に、ダミーの鍵を作っておくのも一つの方法です。ダミーの鍵を玄関近くの目につきやすい場所に置いておき、本物の鍵は隠し場所に保管しましょう。泥棒がダミーの鍵を見つけても、本物の鍵は盗まれることがありません。

 

土に埋める

庭の土の中に鍵を埋めておくのも、犯罪者の目につきにくい場所といえます。ただし、素早く取り出せるよう、埋設場所を正確に記録しておく必要があります。土に埋める際は、防水性の高い容器に入れるなどの対策が必要でしょう。

 

外出時に鍵を持ち歩く際の注意点

外出時は、鍵を身に付けていくことが必須です。鍵を離れた場所に置くと紛失したり忘れてしまうリスクが高く、深刻なトラブルに発展する可能性があります。外出時の鍵の管理には細心の注意を払いましょう。

 

鍵を持ち歩く際の注意点は以下の通りです。

  • ・キーケースに入れるか大きめのキーホルダーをつける
  • ・伸びるストラップでカバンに取り付ける
  • ・財布に鍵をしまうのは危険

 

順に解説します。

 

キーケースに入れるか大きめのキーホルダーをつける

鍵をキーケースに入れておくのが最も基本的な方法です。キーケースは鍵を安全に保管でき、見つけやすいというメリットがあります。また、大きめのキーホルダーをつけておくのも効果的です。鍵が見つけやすくなり、紛失のリスクも低減できます。 

 

伸びるストラップでカバンに取り付ける

カバンに伸びるストラップを使って鍵を取り付けておくのも便利です。鍵がカバンから落ちてしまうリスクが低減でき、常に手の届く場所に鍵を置いておけるので、忘れ忘れを防げます。カバンから鍵が外れにくいため紛失の心配も少ないでしょう。

 

財布に鍵をしまうのは危険

財布の中に鍵を入れるのは避けるべきです。財布を盗まれたり紛失した際に、鍵も一緒に失ってしまう危険性があります。財布の中に鍵を入れておくと、鍵の管理が粗雑になりがちで、紛失や忘れ忘れのリスクが高まります。

 

まとめ:鍵のお悩みは鍵業者にお任せください

玄関に鍵を放置するのは、紛失や盗難のリスクが極めて高い大変危険な習慣です。鍵の適切な管理は日常生活の安全と防犯上、非常に重要な課題といえます。鍵の適切な収納場所としては、専用の鍵掛けフックや収納家具、金庫の活用などがおすすめです。このように、鍵を見つけやすく、かつ盗難されにくい場所に保管することが肝心です。

 

さらに、玄関から離れた奥の場所に隠したり、信頼できる人に預けるなど、犯罪者の目につきにくい隠し場所を活用するのも効果的な対策と言えるでしょう。ただし、家族全員で鍵の置き場所を共有し、緊急時に素早く取り出せるよう配慮が必要です。外出時も、キーケースの使用や大きめのキーホルダー、カバンへの取り付けなど、鍵の紛失を防ぐ工夫が重要です。財布の中に入れるのは避けるべきです。

 

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