ドアクローザーの交換を検討しているけれど、具体的な手順やどのように進めれば良いのか分からない方も多いでしょう。
この記事では、ドアクローザーの種類、自分で交換する方法や注意点、業者に頼む場合の費用相場について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
ドアクローザーの種類
ドアクローザーには、主に2つのタイプがあります。
- ・スタンダード型
- ・パラレル型
詳しく解説していきます。
スタンダード型
スタンダード型は、ドアの開く方向に取り付けます。特に玄関に取り付ける場合は、室内からはクローザーが見えないため、室内のデザインを損ねることなく設置可能です。
ただし、外部からの影響を受けやすく、雨やほこりなどによる劣化や故障が比較的発生しやすいといったデメリットがあります。また、アームを垂直に取り付ける必要があるため、ドアから90度の位置に壁や障害物があると取り付けが制約されます。
アームの配置によっては、180度の完全な開きが妨げられることもあります。
パラレル型
パラレル型は、ドアの開く方向と逆側に取り付けます。玄関に取り付ける場合、室内にクローザーが配置されるため、外部の影響を受けにくいです。
室内に取り付けるため、ドアから90度の位置に壁や障害物があっても問題ありません。近年では、多くの住宅でパラレル型のドアクローザーが一般的に使用されています。
ただし、室内の温度や湿度の影響を受けやすいというデメリットもあるため、定期的なメンテナンスは必要です。
ドアクローザーの取り付けに必要な道具
スムーズに取り付け作業を行うために、まずは必要なものを準備しましょう。
取り付けに必要な道具
ドアクローザーの取り付けには、以下のような基本的な道具が必要です。
- ・電動ドリル
- ・ドリルのビット
- ・プラスドライバー
- ・ペンまたは鉛筆
- ・テープ(マスキングテープなど)
ネジ切り作業が必要な場合には、ドリルタップも追加で必要です。さらに、作業の安定性のためにはさみや脚立もあると良いでしょう。
ドアクローザーを取り付ける前に確認すること
ドアクローザーの取り付けを始める前に、必ず取り扱い説明書や取り付け説明書をしっかり読んでから作業を行ってください。これらの説明書は、購入したドアクローザーと一緒に同梱されています。
失敗する原因のほとんどが、説明書をしっかり読んでいないことによるミスです。まずは、しっかりと説明書を読みましょう。
ドアクローザーを自分で交換する方法
具体的なドアクローザーの交換手順について紹介します。
※取り外しの工程が不要な方は「ドアクローザーの取り付け方」からご覧ください。
ドアクローザーの外し方
- 1.アームの連結部分のネジを外す
- 2.ブラケットのネジを緩める
- 3.丁番と反対側にあるドアクローザー本体のネジを外す
- 4.ドアクローザー本体をスライドさせ、取り付け板から外す
- 5.扉に取り付いている固定用プレートのネジを緩める
- 6.固定用プレートも取り外す
ドアクローザーの取り付け方
- 1.ゆるみ止め剤を塗った取り付け用ネジでブラケットを取り付ける
- 2.ブラケットのネジを外側から順に取り付ける
- 3.ドア枠のネジ4つを取り付けたら残りのフリーなネジを締める
- 4.扉の上枠からドアに空いた取り付け穴(上側)の中心までの距離を測る
- 5.C寸法として記録しておく
- 6.測定したC寸法に合わせて、使用する取付孔を選択する
- 7.C寸法に基づいてアームを本体に取り付ける際の向きを確認する
- 8.アームピンを上向きにして取り付ける
- 9.固定用プレートをC寸法に合わせて取り付ける
- 10.ブラケットに取り付け、吊元側が丁番側にくるように配置する
- 11.ドアクローザー本体にアームを取り付ける
- 12.ドアクローザー本体を固定用金具に取り付ける
- 13.丁番(吊元)側と反対側にネジを取り付け、本体を固定する
- 14.本体のアームとブラケットのアームを取り付ける
- 15.ブラケット側のアームを水平に調整する
- 16.アームの連結部分をリングとネジで止めて、交換作業は完了
ドアクローザーの取り付けに失敗したら・・・
説明書通りに行っても、なぜかドアクローザーの取り付けがうまくできない場合もあります。もし、原因が簡単であれば、自分で修正することもできるかもしれません。
しかし、理由が分からない場合や誤った寸法で取り付けてしまった場合は、当社のような専門家に依頼する方が安心です。特に寸法を間違えると、ご自身での修正が難しくなります。
自分で交換する際の注意点
ドアクローザーの交換作業自体は非常にシンプルですが、注意するべきポイントもあります。
取り外しが難しいケースがある
ドアクローザー本体やブラケットのビスは、経年の劣化や汚れ・錆によって硬くなっている可能性があります。すると、通常のドライバーでの締め外しが難しくなります。
潤滑剤や錆取りを塗布してしばらく放置し、その後ハンマーを使用して再試行すると、うまくネジが回る場合もあります。しかし、無理にドライバーを回しすぎてしまうとネジ山を潰してしまい、取り外しが困難になるケースもあるので注意してください。
ドアクローザーの選定が難しい
古いドアクローザーの一部は既に生産が終了していたり、メーカーが存在しない場合もあります。互換品は存在しますが、正確な商品を選ぶためにはブラケットの位置や各寸法を確認する必要があり、煩雑な作業が必要です。
これらの作業を行っても誤った商品を購入する可能性もあるため、「万能型」であっても既存のものに適合しない場合があります。その結果、サイズの合わない誤った商品を購入してしまうリスクがあります。
取付方向を間違う
扉の閉速度調節弁と呼ばれるビスの向きを無視して施工すると、扉が全く開かなくなってしまうことが起こります。取り付ける際の向きにも注意してください。
ドアクローザー交換を依頼した場合の費用相場
ドアクローザーの交換を業者に依頼した時にかかる費用相場は、作業費用が約16,500円で、部品代は11,000円〜27,500円程度です。一部の業者では、出張料が別途発生することもあります。
特に非常に重いドアや通常よりも大きいサイズの扉に取り付ける場合は追加料金が発生する可能性があります。したがって、業者に交換を依頼する場合には、総額で30,000円から40,000円程度費用がかかると考えておくと良いでしょう。
自分で交換すれば費用は部品代だけで済みますが、手間や時間がかかる上に、商品の選定や確実な作業を行うことが出来なければ、費用が余計にかかってしまう可能性が高いです。
まとめ
ドアクローザーの設置や交換は自分で行うことも可能ですが、寸法の誤りや間違った商品選びで余計な費用がかかってしまうリスクもあるため、慎重に行いましょう。
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